Skyzone Steadyview+ELRS V3.3レシーバーの設定について

前回の記事では、Steadyview+ELRS V3.3レシーバーを取り付けてVTXからの画像が見れるようセットアップをしました。

今回の記事は、このレシーバーとELRS TXモジュールを連携する設定を行います。

○ 今回の作業の目的

Steadyview+ELRS V3.3 レシーバーとプロポに接続したELRS TXモジュールと連携して、プロポのARMスイッチON/OFFとゴーグルのDVRのON/OFFを連動させます。

○ ELRSバックパック機能(Backpack) について

ELRSに対応した製品の一部にバックパック機能というものを有しており、製品同士で通信ができるようです。

バックパック機能を使えるのはESP32というマイコンを使ったELRSモジュールのようで、そのマイコンの機能のひとつESP-NOWというプロトコルを使ってELRS製品同士通信を行うようです。

詳細は以下のページや、組み込みマイコンをネタにしているブログ等をご覧ください。

https://www.expresslrs.org/2.0/hardware/backpack/esp-backpack/

https://it-evo.jp/blog/blog-1397/

今回私が動作させた環境は以下の通りです。

○ 動作環境

Transemitter: Jumper T16(Open-TX)

ELRS TX Module: BETAFPV ELRS Micro TX Module

Goggle: Skyzone Sky04X

Goggle Reciver: Steadyview+ELRS V3.3

次に設定手順を説明します、以下の流れで説明します、なおお使いの機器によってこれから説明する内容では設定できない可能性があります、ご注意ください。

◆ 設定手順

  1. ゴーグルのレシーバにELRSのバインディングフレーズ(Binding phrase)を設定する
  2. ELRS TXモジュールのバックパックモジュールにバインディングフレーズを設定する
  3. プロポのELRS LUAスクリプトを実行し、バックパック機能の設定を行う

1 ゴーグルレシーバーにELRSバインディングフレーズを設定

レシーバーにあるELRSボタンを押しながらレシーバーとPCをUSBケーブルで接続する

レシーバーを動かすドライバーが自動でインストールされる

ExpressLRS Configuratorを起動し、左のメニューの"Backpack"を選択する

今回購入したSteadyview+ELRS V3.3 レシーバーは画面上の"GIT BRANCH"タブを選択

"Git branches" と書かれたタブにて "master" を選択

"Device category" で "VRX" を選択

"Device" で "Steadyview+ELRS Onboard Backpack" を選択

"Flashing Method" で "UART" を選択

"Custom Binding phrase" にプロポと機体をバインドする際に使った文字列を入力する

"Manual serial device selection" でレシーバーが接続されているCOMポートを指定する

"BUILD & FLASH"ボタンを押し設定をレシーバーに書き込む


2 ELRS TXモジュールのバックパックモジュールにバインディングフレーズを設定する(BETAFPV ELRS Micro TX Moduleの場合)

ExpressLRS Configuratorを起動し、左のメニューの"Backpack"を選択する

画面上 "OFFICIAL RELEASES"タブを選択

"Releases" と書かれたタブにて "1.2.0" を選択(その時の最新バージョンを入れておけば良いと思います)

"Device category" で "TX" を選択

"Device" で "BETAFPV TX Backpack" を選択

"Flashing Method" で "UART" を選択

"Custom Binding phrase" にプロポと機体をバインドする際に使った文字列を入力する

"Manual serial device selection" でTXモジュールが接続されているCOMポートを指定する

"BUILD & FLASH"ボタンを押し設定をレシーバーに書き込む


3 プロポのELRS LUAスクリプトを実行し、バックパック機能の設定を行う

"Backpack"を選択する

DVRの録画ON/OFF連動したいプロポのAUX番号を指定する。

以上の設定を行うことで、プロポとゴーグルが連動しました、便利な機能なので使ってみては?

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